ピエール瀧こと瀧正則容疑者(51)が出演したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の総集編後編の再放送が中止となったことを受け、同ドラマの音楽を手がけたミュージシャンの大友良英(59)が「一個人の問題より優先すべき」との思いをつづった。

NHK広報局の公式ツイッターは、同ドラマにゆかりのある岩手県・三陸鉄道リアス線が開通するタイミングで、総集編の前編を17日に、後編を24日に、BSプレミアムで放送するとアナウンスしていたが、瀧容疑者の逮捕を受け、後編の放送中止を発表した。

大友は14日、ツイッターで「震災後のきつい時期にあまちゃんが東北にもたらしたものの大きさを考えると、個人の問題で消えていいのかと思ってしまう。これについてはなんとかできないものだろうか」と、後編の放送中止に言及。「今回は三陸鉄道リアス線開通を祝しての再放送で、後編にこそ震災と向き合う北三陸の人たちが描かれています。震災後のあの時期、この番組が東北の人々の力に少なからずなったことを考えると、一個人の問題より優先すべきことがあるのではと私は思います」とつづった。